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東アジア古典学の方法 第41回
次世代ロンド(14)

日時
2018年4月7日(土) 14:30
会場
京都大学吉田南総合館南棟4階475室
講師
卞東波先生(南京大学)

基本情報

概要

テーマ:東瀛稽古錄——日本漢籍與中國古典文學研究的新景觀
使用言語:中国語

主催

科研プログラム「東アジア古典学の次世代拠点形成──国際連携による研究と教育の加速」

当日レポート

東アジア古典学の方法 第41回
次世代ロンド(14)
 
日時 2018年4月7日(土) 14:30
会場 京都大学吉田南総合館南棟4階475室
講師 卞東波先生(南京大学)
 
概要 当日は南京大学の卞東波先生より、「東瀛稽古録——日本漢籍与中国古典文学研究的新景観」をテーマに、主に「域外漢籍」の利用用法、中国古典文学、特に中国宋代文学を研究するかについてご講演をいただきました。本学の大学院生だけでなく、大阪大学、立命館大学、約20名の方にお集まりいただきました。
 卞先生は「域外漢籍」の定義、「域外漢籍」の研究情況、「域外漢籍」を利用する意義の三方面から述べられました。「域外漢籍」を利用する意義については、宋代の古典籍典籍の域外刊本、中国では佚し、それ以外に流伝する宋代の文学古典籍及び域外の学者による宋代古典籍の研究に関して説明なさいました。これらを利用すると、中国文学研究の文献が豊富になり、従来の認識が変わることも有りうる、と論じました。
 質疑応答では、刊本の良し悪しを見分ける方法や『詩人玉屑』五山版などについてさらに討論を展開しました。
 お忙しい中、大変興味深い内容をご講演いただいた卞先生及び刺激的な討論に参加くださった皆様に改めて感謝を申し上げます。
 
(京都大学大学院博士課程 王怡然)
 

次世代ロンドについて

 科研プログラム「東アジア古典学の次世代拠点形成──国際連携による研究と教育の加速」(代表:齋藤希史)では、2016年度より、若手研究者による研究発表・交流の場として「次世代ロンド」を立ち上げました。
 大学院生やポスドク、助教、講師などの若手研究者から発表者を募り、自らの所属機関以外の場所での発表を奨励するのが特徴です。コメンテーターも同様に若手研究者から募集し、所属機関の枠を超えた研究交流の促進を図るものです。