基本情報
概要
パート1話題提供
陳 錦清(京都大学大学院 研究生)
敦煌諧隠文学と日本文学についての研究―醜女を中心に―
パート2読書会
『湖南詩存』を読む
主催
科研プログラム「東アジア古典学の次世代拠点形成──国際連携による研究と教育の加速」
当日レポート
参加人数:8人
【話題提供】陳 錦清(京都大学大学院 研究生)敦煌諧隠文学と日本文学についての研究―醜女を中心に―
概要:研究計画について述べた。諧隠文学における醜女の系譜・醜女にまつわる滑稽さ・敦煌諧隠文学の語り手・敦煌諧隠文学の生成、再編と流伝の四章立てであった。
議論:敦煌諧隠文学の特徴、敦煌諧隠文学と前代・同時代・後世文学の関係、醜女文学との関係、醜女文学と美女文学の関係などを討論した。また、それに基づく章立てについて話した。
【読書会】『湖南詩存』を読む
郭 鵬飛さんにより『湖南詩存』の「乙未五月浪華天王寺聖霊会観舞楽」「偶成」「游南北両京」「詩仙堂」の4首の解釈が行われた。その他、中国中山大学中文系の陳永正先生の「独抱詩心——詩歌之解読与創作」が紹介された。
(京都大学大学院博士課程 王怡然)
次世代ロンドについて
科研プログラム「東アジア古典学の次世代拠点形成──国際連携による研究と教育の加速」(代表:齋藤希史)では、2016年度より、若手研究者による研究発表・交流の場として「次世代ロンド」を立ち上げました。
大学院生やポスドク、助教、講師などの若手研究者から発表者を募り、自らの所属機関以外の場所での発表を奨励するのが特徴です。コメンテーターも同様に若手研究者から募集し、所属機関の枠を超えた研究交流の促進を図るものです。